「先行者優位性」の優先順位が低下している、と感じた件
SNSに限らずだけど、コミュニティを構成するようなサービスにおいて
先行者優位性というものはかなり大きくて
それゆえクオリティよりもデリバリが優先されることが多かったと思っている。
最近それとは違ったパターンが出てきたな、
と思ったのがsarahahとPeingの流行。
先に世に出てきたのはsarahahだったし、かなりいろんな人が使ってたので
かなりの先行者優位性をすでに手に入れていたのではないかと思う。
でも後から出てきたPeingも負けじとユーザを増やしていって
そのままの勢いでbuyoutされたのはご存知の通り。
Peingの何が違ったかといえば、Twitterありきのサービスだった、という点で
すでに存在しているコミュニティをうまく再利用する形になっており
知り合いと同じサービスを無理に使わなくてもよかった、
というところが一番なのかな、と。
Google+がいまいち流行らなかったのは
色々と理由があるとは思いつつ、少なくとも自分の周りでは
などが意見としてはあって、特に機能面において
乗り換えてもらうために機能面で無闇に差をつけようとした結果、
使い勝手の面であまり受け入れられなかった、ということなのかな、と。
でもPeingのようなケースだと、そもそも乗り換えてもらう必要がない。
新たに始めようとしたユーザが選んでくれればそれでいい、と言えるので
変に力む必要がないのではないかと思う。
今はこういう戦い方もあるんだな、というのはすごく学びになった。
「すでに世の中に同じようなサービスはあるし…」
というのは何かを作ろうとした時に一番最初に出てくる壁だと思うけど、
そんなことは関係ない(こともある)んだよ、と主張していきたい。
#そもそも「誰も考えたことのない世界初のサービス」なんてものはないけど…