in the future

in the future

仕事(Web開発)していく中で感じた事とか、サッカーネタとか

YAPC::Tokyo 2019にスタッフとして参加したらとても楽しかったお話 #yapcjapan

2019年1月26日に行われた
YAPC::Tokyo 2019にて
ボランティアスタッフとして参加したらとても楽しかったよーというお話を。
ブログを書くまでがYAPC

決心のきっかけ

Perlを仕事で使うようになってから早10ヵ月。
この手のカンファレンスはなるべく参加するようにはしているので
最初から参加するつもりではあった。 

そんな中、たまたま id:karupanerura さんの
YAPCのスタッフ募集してます!」
的な告知を見かけたのがきっかけ。

ボランティアスタッフのお仕事

コアスタッフの方々は準備段階から本当に大変だったと思うけれど
ボランティアとしてやったのは前日準備と当日設営・進行サポートのみ。

前日はノベルティの準備。
配布用のTシャツを畳み、トートバッグにノベルティを入れる。
いつももらうだけだったノベルティはこんな風にして用意されているのだ。
そう思うとありがたみが増した。
ノベルティを用意してくれてるスポンサーにも
それを配布可能な状態にしているスタッフにも。

 

当日は朝から集まって設営。
テーブルをどかし、椅子を運び。Openingの頃には若干の疲労感。

各ルームにてトークが始まった後は
タイムキーパーをメインでやりつつツイッター運用もやったり。
ちょっとした失敗がありつつも、なんとかやり切れたのではないかと思う。

登壇者の緊張感とか参加者の期待感とか
普段は全然気にならないところが
不思議と目に入ってくるようだった。 

全てのトーク終了後は
また机と椅子を移動して現状復帰。

懇親会が始まる頃には
初対面の人たちともそこそこ話せるくらいにはなって
仕事がほぼ終わった達成感もあって
「なんかこういうのいいな」
という、そんな感覚を味わっていた。

打ち上げは途中までしかいられなかったけど
帰りの電車の中では結構充実感に浸ってた。

Perlの話が多い?少ない?

YAPC
「Yet Another Perl Conferenceの略」
なので当然ながらPerlコミュニティのためのカンファレンスである。

それにも関わらず
「今回はYAPCなのにPerlの話が多かったな」
なんて話が聞こえてくる。

一方自分はずっとRoom0にいたので
「ほとんどPerlの話がない…!」
と感じていた。

どうやらRoom0がそういう傾向にあっただけで
Room1とかはほぼPerl関連のトークだったらしい。
そんな温度差はありつつ、「Perlとは関係ない話が結構ある」というのは感覚としては間違ってはいなそうだった。

 

「その言語の話をしなくても成立する」
というところが妙にPerlっぽいな、と感じた。
熟年夫婦の感じというか、「言わなくても分かってる感」というか。

こんなツイートも見かけたけど、
まさにそんな感じで、別れた後もなんやかんや仲良くたまに遊んだりするような
もうお互いのルールが出来上がってるから、あれこれ言わなくてもわかるでしょ、というようなそんな雰囲気。

ちょっとしたあるあるの自虐ネタがうまく伝わる感じというか。
「ハイコンテクスト」というちょっと小綺麗な言葉に納めたくない感じ。

 

とにかくPerlやったことない人も来てみたら結構面白いんじゃない?というのはかなり感じた。
Perlエンジニア、ハッカーマインドとリスペクトが結構強めなので、このスタイルはどの言語使いでも参考になると思う。

会場の様子

前夜祭の食事。
箸使わなくても食べれる手軽さと、とても美味しい味。
こう言うのはなんだけど「超当たり」だったと思った。

前夜祭の食事

 

当日のOpening。

Opening

ビックリするぐらいピントがあってないぜ…
別にモザイク加工してるわけじゃないんだ、ただ単に焦って撮っただけなんだ。ズームも結構効かせてるのがよくない。

残念ながら他の写真はない…
バタバタしてて撮る暇なんてなかった。

とにかく本当に前夜祭の料理は美味しかった。
これは結構感動を覚えるレベルだった。

まとめ

  • スタッフやるといつものカンファレンスが全然違ったものに見える
  • ちょっと学生の頃を思い出して楽しい
  • 打ち上げで飲むお酒が美味しい
  • YAPCの雰囲気、独特だけどなんかほっこりする
  • Perl無関係な人でも学び多い
  • ご飯が美味しいとみんな幸せ

ざっくりまとめるとこんな感じでした。
ありがとうYAPC。スタッフやれてよかった。
今度 Gotanda.pm とか行ってみようかな、と思った(吉祥寺は遠い)

 

 

YAPCスタッフとしての感想はここまで。
ここからは独り言。

雑感

なんのためにカンファレンスへ参加するのか

エンジニアはカンファレンス好きだと思う。
1月26日はYAPC以外にもいろいろ開催されていたらしい。

自分もなんやかんや都合がつけば参加はしている気がする。
今のトレンドを知ろう、とかベタープラクティスを学ぼう、とか参加するときの理由ならいくらでもあった。
でもいろんな話を聞いて「自分も頑張ろう」とか「これやってみよう」と思っても
結局数日経ったらいつもと変わらず、目の前の問題に対処することで精一杯。
いつでも「ただの参加者」で、そうでない人たちとの距離は開いて行く一方だな、と思っていた。

このまんまじゃダメだ、2019年は「ただの参加者」で終わらないようにしよう。
まずは参加者として行くにも、メモ魔的観点で「ファクト→抽象化→転用」することで
情報をただ聞くのではなく、自分の足元にちゃんと落とすことを意識した。

それはそれで今までよりは効果があるけど、
本質的には変わっていないこともわかっていた。
たとえば100人規模のイベントだったとして、7割の多数派の方にいる間は何かを変えられるとしても微々たるものだし、そこで差はつかない。
決して無駄ではないけど、自分の人生の残り時間を考えた時に、その変化のスピードでは遅すぎると思った。

変わりたい思いと変われない自分

カンファレンスにおける「少数派」と言えば、もちろん登壇者の方だ。
当然ながらどうせ参加するなら登壇することを目指したい。

登壇して喋るからには、日常的なアウトプットがあり、それをまとめて話す必要がある。
しかし自分の強みというかメインとする戦い方が
ドメイン知識や組織課題を主軸にして課題をエンジニアリングで解決する」
というところに特化しているのは自覚している。
現場内ではそれなりに力を発揮できるのだけど、技術的に難しいことをやっているわけでもない。
わざわざ登壇して話すようなアウトプットができているわけではなかった。

今の戦い方をしているだけでは、そこに手が届かない。
まずはそこから変え始めたのだけど、変わるまで待ってるほどのんびりもしていられない。

そこでもう1つ気づいたのが「スタッフもイベントにおける少数派」であることだった。
登壇者になるには絶対的なアウトプットが必要だ。一朝一夕でどうこうなるものではない。
でもスタッフは、手を上げればやることができる。
その作業内容はエンジニアにはなんの関係もないかもしれない。
だとしても、何も変わらないよりは遥かにプラスになるかもしれない。

スタッフ募集のお知らせを見てから、実際にエントリーするまでの間にはそんなことを考えたり考えなかったりしてたんだけど、結果的にはとても得るものが多かったと思う。
スタッフをやったからと行って、参加者として得られていたはずのものを失うわけでもないし、同じ時間を過ごすのであればより多くのものが得られる方がいい。

 

もちろんこれで終わってしまっては結局何も変わらないのと一緒だ。
なのでこの経験が本当にプラスになるかどうかはこれからの自分次第。
ただ少なくとも今後どこかのカンファレンスに参加したとしても、今までとは全然違った目で見ることができるだろう、というのは間違いない。