ドラクエ11 3DS版 感想 【ネタバレなし】
まだ完全にはクリアしてないものの
ほぼフィナーレ間近ということで、今回の感想を。
一人称視点のドラクエ、三人称視点のFF
今更言うまでもない話だけど
なので物語はいつだって一人称視点。
主人公抜きの物語は基本的に語られるのみで、それを目にすることはない。
※ドラクエ4の4章までは例外
一方で同じく日本を代表するRPGのファイナルファンタジー。
こちらは群像劇に近い傾向があり
主人公的ポジションのキャラクターはいても
あくまで三人称視点で物語が進む。
今回のドラクエ11は、その違いを改めて感じた気がする。
ドラクエで仲間の頼もしさを感じる時って、一緒に戦ってる時だけど、FFで同じような感覚になる時ってパーティが個別行動してる時だな、と思った。
— saitoryc (@saitoryc) 2017年8月15日
この違いは主人公の一人称視点で見てるか、三人称視点で見てるかの違いなのかな。
思えばドラクエでパーティ分ける事ってまずないな
冷静に考えると、FFだからって必ずしも個別行動するわけじゃないんだけど
(6と9が好きだからそう感じてるだけかも)
ドラクエはやっぱりパーティーでの冒険を楽しむものだよな、と言うのを再確認。
その点で今作はとても出来がよかったと思う。
個性が際立つ仲間たち
ドラクエ7以降、仲間との会話システムが搭載されたことで
それまで戦闘以外ではあまり存在感のなかった仲間にも、シナリオ面でかなり個性が出てきた。
今作はそこをさらに発展させて
仲間同士の関連性もうまく取り込んでいたと思う。
ゆえにパーティーで旅してる感がうまく出ていたのではないかと。
あとは転職システムを外したのもよかったと思う。
極端な話、転職は戦闘におけるキャラの個性を排除しかねないものだと思う。
好きなキャラを選んで使えるメリットはあるが、逆に全く使われないキャラを生み出しかねない。
今回はシンボルエンカウントということもあり
普通に進めてるとそこまでレベルが上がらず、
ピンチ!交代!というパターンが割と頻繁に発生した。
(俺が適当にプレイしすぎてただけかもしれないけど)
なので自然とどのキャラも満遍なく使い、どのキャラにも愛着が湧いた。
もちろん主力はある程度いたが、それだけをずっと使い続けることはなかった。
好きになるキャラは多い方が楽しめるのは言うまでもなく、
このバランスが今作一番のポイントなのではないかと思う。
覚えにくい固有名詞
これは命名の問題なのか、自分の限界なのか
地名や人名が全然覚えられなかった。
街の名前も結構怪しいのに「◯◯地方」とか言われた日には
そこがどこなのかさっぱりわからない。
頼みの地図も、世界全体図で自分がどこにいるかしか教えてくれないし、
拡大図は本当に自分のいるエリアしか見れない。
地図上から◯◯地方を探し出して行き方考える、とかできたらよかったなーと。
いや、改めて思い返してみても
やっぱり名前覚えにくいよ。命名の問題は絶対ある。
ロトゼタシアだっけ?世界の名前。まずこれが覚えられない。
お城の名前とか、何も調べず書けと言われたら書けない。
なんでだろうなー。5とか7とかは未だ覚えてるのに。単に繰り返しプレイの差かな。
3DS版とPS4版
店頭でPV見たときは、PS4マジで画面綺麗だなーとは思った。
でも実際据え置きやる時間なんかほとんど取れないのが現状で、
そう考えたら3DS版しかなかった。
ただ、やはりどこでもプレイできるのはいい。
続きが気になるので、空きができたらすぐやりたいし
持ち運べるメリットはとても大きかった。
ちなみにずーっと3Dで2Dにしたのは必要に迫られた1度だけ。
この手の3〜4頭身のキャラにはすっかり慣れっこなので、違和感はほぼなく。
1点困ったことといえば、カメラワークかな。
LR同時押しで主人公の背後にカメラが動くんだけど、
俺がやりたいのは真南からのアングルに戻すことなんだよ。
カメラ動かしたところで地図動かないんだから
自分の位置とか向きが曖昧になった時は、まずはカメラリセットをしたいのに
それが出来ないのはなかなかにストレスだったと思う。
仕方がないのでグルグル回しましたよ。
まとめ
今作は正直かなりの良作!
王道中の王道をしっかり貫いた、良質のエンターテイメントだと思う。
昔からドラクエやってる人にも、ちびっこたちにもオススメできる
渾身の作品なのではないかと個人的には思います。
ちびっこにやらせる時は「ぱふぱふって何?」って質問だけは覚悟しておこう!今回多すぎ!