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仕事(Web開発)していく中で感じた事とか、サッカーネタとか

BIT VALLEY 2018へ行ってきたよ #bv2018

BIT VALLEY 2018 | 2018.9.10 mon SHIBUYA 「世界の新技術拠点SHIBUYA」発のカンファレンス、BIT VALLEY 2018

サイバーエージェントDeNAGMOインターネットmixiが2018/9/10に共催したカンファレンス「BIT VALLEY」。

渋谷のITベンチャーの総称でもあったこの名前、個人的には結構好きなんだけど、めっきり聞かなくなった今日この頃。

敢えてこの言葉を掘り起こして再興させる、というテーマに興味があって、参加することに。

 

見たセッションはこちら

  1. 開会挨拶
  2. 基調講演: 渋谷×新規事業論
  3. テクノロジーで世の中を変える最強チームの作り方
  4. Abema TV × SHOWROOMライブ配信サービスの裏側 〜

ここまで見たところで仕事に戻った方が良さげになってきたので帰還。

できればもう少し見ていきたかったところだけど、仕方ない。

 

開会挨拶

幸い開場が12時という親切設計だったので最初から見ることができたのだが、まさか渋谷区の区長が出てくるとは。

単に渋谷のメガベンチャーが集まっただけでなく、渋谷区としてもここに力を入れていくんだ、という意志を感じた

 

基調講演: 渋谷×新規事業論

の3名による基調講演。

渋谷でどのように事業を拡大してきたのか、今後渋谷はどうなっていくと思うか、といった話がメイン。

御三方それぞれの意見をお聞きする形だったが

この3人のディスカッションも見てみたかったな、と思う。

しかし3名とも全くタイプが違うというか、同じようなことを言っていてもまるで違う話のような印象を受けるのが興味深かった。

それはおそらく単に喋り方に起因するものであったり、トークの順番だったりだと思うのだけど、

この違いがそれぞれの企業の色として出てくるのかと感じた。

 

ふと考えさせられたのは

藤田社長が仰った「ホームで戦う」ということ。

果たして人は何をもってそこを、「ホーム」と捉えるのだろうか。

人なのか、場所なのか、距離なのか。

それとも言葉で表せられないような、肌感覚的なものなのか。

ホームの方が戦いやすいのは間違いなく、そう考えると「ホーム」と呼べるところが多い方が有利なのではないかと思う。

ゆえにホームの定義が分かれば、意図的にそれを増やすことができるかもしれない。

そんなことを思ったりもした。

いずれにせよ、今後の渋谷はもっとIT企業のメッカになっていくだろう、ということはほぼ間違いなく言えるだろう。

 

テクノロジーで世の中を変える最強チームの作り方

クックパッドCTOの成田さんと、スマートニュース共同CEOの浜本さん。

それぞれの「最強のチームの作り方」を話すのかと思いきや、基本的には事前に募っていた質問に答える形式に。

そもそも「最強のチームの作り方」なんて分からないよね、試行錯誤あってのものだよね

という考えが前提としてあって、質問をベースに試行錯誤した経験談を話すような内容だった。

モデレーターの広木さんがおっしゃっていた、ロジックではない部分で決断や判断が必要になった時に、どこまでそれを受け入れられるか、

みたいなニュアンスの話が印象的だった。

エンジニアは特にロジカルに考えすぎる傾向があるが、そのままでは経営層などの立場になった時苦しい、ということ。

あっという間の時間だったが、もう少し話を聞いてみたかった感が強い。

 

Abema TV × SHOWROOMライブ配信サービスの裏側 〜

ライブ配信サービスそれぞれの特徴を説明しつつ、実際今どんなことをやっているのか、というのがメイン。

パネラーはAbemaTVとSHOWROOMのエンジニアだったので、その2つのサービスの話がメインだったが

モデレーターの堀さんはFRESH LIVEのエンジニアなので、そっちの話も聞いてみたかった感はある。

興味深いと思ったのは、どちらかというとテレビに近いAbemaTVは、低遅延にはあまりこだわらないこと。どちらかというと画質や安定性を取っているイメージ。

逆に双方向のコミュニケーションが生命線のSHOWROOMは、低遅延が重要であること。

同じライブストリーミングのサービスでも、どのようなコンテンツを展開しているかによって、クオリティの優先順位が変わってくる。

当たり前の話ではあるが、なかなか面白かった。

 

総評

ここまでで帰ることになったので、それ以降の話は聞けていない。

ただ見に行ったセッションはどれもなかなか興味深かったと思う。

とはいえデブサミなどの1人でがっつりプレゼンするスタイルに慣れすぎてたためか、40分程度の時間で複数人が話すスタイルには若干の物足りなさを感じた。

とはいえこのカンファレンスは、学生や若手エンジニア向けということだったので

それならばまずは導入部ということでこれくらいでちょうど良いのかもしれない。

単に自分がそこのターゲットにもう入っていないだけ、ということ。

 

会場に関しては、もし次回以降も開催されるのであれば、検討の余地はあると感じた。

何よりメインとサブが離れすぎている。

といっても同じ建物ではあるのだが、4階と12階に分かれており、エレベーターは大混雑。

上がったはいいが既に満席、みたいな事例もあり、参加者は移動しにくかったのではないかと思う。

せめて同じフロアにするとか、キャパを増やすとか、事前予約制にするとか、何かしらの手は打てるといいのではないかと思う。

 

通信や電源環境も十分とはいえなかった、というか実質なかった。

wi-fIがあったらもう少しいろいろとTwitterで拡散できたようにも思うが…

そしてそれと同じくらい電源もあればよかった。電源の方は十分な数を用意するのは大変ではあるが、時として死活問題になりかねない。

 

とはいえ初回にしては十分だったと思う。

運営に関しては特に不満を感じるところはなかった。

貴重な場を設けてくれて本当に感謝している。

是非定期開催することで、BIT VALLEYという名称をしっかり根付かせていってほしいと思う。