書評:ともに戦える「仲間」のつくり方
Facebookの「過去のこの日」を見ていたら
2013年4月19日にこの本のレビューを書いていた。
ちなみにさらにその1年前には「モチベーション溢れすぎてやばい」的なことを書いてたようで…
一体何があったのか。
やっぱりSNSってナチュラル黒歴史メーカーだったりするのだろうか。
さて、「ともに戦える「仲間」のつくり方」に関しては
すでにレビューを書いているものなので、今更どうこういうこともないのだが
この本は今でもたびたび読み返すことがある。
本書を読んでいて思うのは、先頭に立とうとする人は
大なり小なりみな覚悟を決めるものだとは思うのだけど、
さらに一歩前へ進むためには
- 自分1人では何もできないことを本当の意味で認める
- 諦めない
の2点が本当に重要なんだな、と思い知らされる。
前者は本書の中でもたびたび出てくる。
ワンピースを引き合いに出して、仲間の意味というものが語られる。
余談だが、本当にこのワンピースの例というのはとても良くできていて
「ここルフィばっかりいるな…」というチームもたまにあったりする。
自分はどう考えてもルフィタイプではないので
こういうチームに入ることになると大体とても苦労することになるのだが
ただこういう人たちの推進力というか、前へ進むパワーというのはとてつもないものがあって
そこからいつもいい影響をもらえているな、と思っている。
2つ目の要素だが、最近はこの「諦めない」というワードが自分の中で重要なものになってきていて
苦しい、とか辛い、とかそういう感情を持つのって
諦めてないからだよな、と。
今やろうとしてることだったり、自分自身だったり。
諦めちゃったらもう何でもいいから楽になれるのに、そっちを選ばないのは
やっぱり諦めたくないと思っているから。
著者かつ主人公的立ち位置になる南壮一郎氏も
なんども苦しい状況に追い込まれては
「自分にできないこと」を突きつけられて絶望する。
でもそれもやっぱり「諦めてないから」起こるものであって、
結局そのまま諦めなかったからこその今がある。
結局のところ、自分が仲間を集めるのだとしたら
こういう「諦めない人」を仲間にしたいと思う。
ちなみにこのビズリーチの創業を描いた物語だが
当然登場人物は全員実名である。
何気に今ビズリーチで働く友人もいたりするので
Facebookでちょこちょこ本書の登場人物を見かけることもあって
ちょっと有名人に遭遇した感を味わえるのも楽しい。